器用に生きなさいと 言われる世の中で君の 不器用なところを愛しく 思ってしまったんだ 昨日に戻りたいと 願ったってしょうがないね 寂しさは愛しさの副作用のよう 小さめの傘にふたりで入って 濡れた君が満足そうで バレているよ分かってるよ さよならが似合わない夜には 君を離さないから 解けないように強く固結び そんな風に手を繋ごう さよならが似合わない夜には 愛し愛されていたいね 熱りのように心に残って 冷めないから覚さないよ 時々思い出してニヤニヤしちゃうよ ふたりが出会った頃の 不自然な返事の速さとかも カッコつけようとして 空振った君の素直さを いつからか可愛いなんて 思ってしまったの 好きな人の好きな人になれる それ以上の幸せはないでしょう? ダサいとこも不器用なとこも 全部が全部愛しい人なの 好きじゃ足りないくらい 想いが溢れて 言葉じゃどうにもならんから 36度の熱りの中に君のことを 包みたいよ 大したことのない時間の中でも 特別を確かめ合ったら 思い出のように消せない灯火 ふたりの中増やしていたい 時にすれ違い勘違いで 君を傷つけてしまう夜も 仲直りが下手で照れた私に 君から折れてくれた朝にも 伝え切れてないありがとうはきっと 時間をかけて全部伝えよう それまでもどうかこうしてふたりで さよならが似合わない夜には 君を離さないから 解けないように強く固結び そんな風に手を繋ごう さよならが似合わない夜ばっか ふたりで集めていようね 不器用な君の下手蝶結び そんな風に解けないでしょう