君のいないクリスマスが こんなに寒いなんて知らなかった 踊る街も きらめく星も 全部ひとりじゃ 苦しくなるだけ 凍えた風が 頬をなでて 赤いイルミが 揺れる夜 君と歩いた あの道さえ 今日は距離が 遠く感じてる ポケットの中 しぼんだ手は 触れられない君を探した あの日の笑顔 思い返すたび 胸の奥だけ 冬になっていく 声を聞きたくて 名前を呼んだのに 静かな夜だけが 答えもなく降り積もる 君のいないクリスマスが こんなに寒いなんて知らなかった 踊る街も きらめく星も 全部ひとりじゃ 苦しくなるだけ 窓越しに見る 白い景色 君の温度を 思い出してた プレゼントさえ 渡せないまま 気持ちだけが 行き場なく残る 誰かの笑い声が刺さる 幸せそうな影がまぶしい こんな夜なら いっそ眠りたい 君の夢だけ 信じていたい 聖なる夜の中 消せない痛みだけ 胸の奥をまだ 白く染めていく 君のいないクリスマスが こんなに寒いなんて知らなかった 踊る街も きらめく星も 全部ひとりじゃ 苦しくなるだけ 君のいないクリスマスは 願いひとつも 叶わないまま 来年こそは 笑えるように 白い夜空へ そっと祈った
