たまに思い出す歌も 口ずさむ勇気はなくて 見慣れた街を通るたびに またこびりついてゆく 耳を塞ぎたい歌も どんどん増えていって 知りたくない現実も 風の噂に突きつけられて 余計な気を使ったり 考えすぎてしまうのは きみのことが何よりも大切で 怖くって キミのための涙も 褒めて欲しくなんかなく て ただ少しだけ好きになって ねぇ ああ あの時って 何度思っても涙拭っても 愛の形って 何度語っても何年経っても 会いたいって いくつになってもしつこいくらいに 伝えあっていた そんな記憶ごと 砂の中に埋めてしまいたいんだ 化石にしてやるんだ いつも喧嘩ばっかだった 僕怒って キミが泣いて でもすぐにケロッとして なぜか僕引きずってて あの日キミが 僕に言った 「ねえ、笑って?」 僕はバカだ こんな無垢な笑顔 失ってさ 2人にだってできないことは たくさんあったね だけど 1人になって気づいたんだ あの時って 何度思っても涙拭っても 愛の形って 何度語っても何年経っても 会いたいって いくつになってもしつこいくらいに 伝え続けた 僕の独りよがりだ キミが綺麗好きなこと 少し強がりが癖なこと 知らずのうちに切り離せない 磁石になってた ありのままの夜にも 帰りを待った時間にも ぎこちなく笑った日も 全部キミがいた あの時って 何度思っても涙拭っても 愛の形って何度語っても 何年経っても 会いたいって いくつになってもしつこいくらいに 伝えあっていた そんな記憶ごと 砂の中に埋めたはずなのに あの時って何度思ったか涙拭ったか 愛の形ってなんだって言うんだよ 何度ももがいたよ 会いたいって いくつになってもしつこいくらいに 伝えあっていた そんなことさえも 砂の中から見つけだせないんだ なかったことにしたくて 記憶は捨てた なかったことにしたくなくって 思い出はこの部屋に 溢れかえってる