手の届かない透き通る闇、 指の隙間から覗き込んだ この世界に 千切れてゆく赤 細い腕が綺麗な君の嘘 雨に濡れ、たたずんだ希望も嘘? 朽ち果ての夢で廻るハルカカナタ 滲む空はただただ暮れる 薄れてゆく存在さえ遅れてゆくまま 無駄に泣いた 事に今も 気が付けないまま ただ怖い。 風鈴、闇を裂き 生暖かい風と息を殺し 朽ち果ての夢で廻るハルカカナタ 滲む空はただただ… 昨日までの夜を振り返れば もう二度と…光は消え…叶わない… もう二度と…もう誰も…全て消えろ 叫び生きて耐え抜いた痛みと 闇の向こう鈴の元へ