只今 繰り返す日々 騒がしい朝の音 占いは今日も11番 いつまで このままだろうか 消えない庶幾の火 目の前を過ぎる急行列車 もう幾度と生まれては 消えてくハイライト 所詮この世界は 思うように出来てない 水をやり過ぎては 程なく枯れてゆく いつか報われると そう信じて 青ざめた宙に乗っかって 下らない今日を直滑降で進む 流れ星は見当たらない 願いはぼやける 苦しいだけの幸福を 知らないまま狂っていくんだ いずれ 夢の跡は消えてしまった 只今 繰り返す日々 静まる夜の音 泥のように眠る午前二時 気づけば無くなる未来図 あの日の呪いを 丸ごと飲み込んでしまおう 心を失くしては 増えてく世迷言 探してた答えは 醜く朽ち果てた しゃがれた言霊は ただ空に溶けてく 残った毒だけが 食んでいった 羽ばたいた蝶になったって 虫籠の中で暴れ回る 徒花と散りたくない 所詮は獣 今更自由になったって 何も残せないことに気づく 虚しさで磔になれ
