小さな箱庭あなたがいた部屋 暗い世界を灯すあなたがいた部屋 別れの言葉は味気なく確かだ 嘘をつけないこと分かっていたんだ 少しだけ遠くで鳴る別れの歌 少しだけ滲んでく曖昧な景色に 少しだけ大きく見えた部屋の中 少しだけ、ただ、少しだけ 愛した目の奥澄んでいた世界で 何が映ってしまったの これから見る世界の全てで あなたの影を見る 暮れた街の景色 味気ない夜風に 見つめるあなたを思い馳せてしまう 夜道歩くのがあたしは怖くて 曖昧な景色があたしは怖くて それでもあなたがいれば色付いて あなたは世界だと思っていたんだ ひとつだけ数えて気付いたおもちゃ 箱 ひとつだけ抱えて歩くには重いから ひとつだけ忘れて歩いてくだけだよ ひとつだけ、ただ、ひとつだけ 愛した手の冷えた指先を 思い出してしまったよ これから降る雪のひとつで あなたを思い出す 枯れた花のメロディ 飾らない言の葉 あなたの全てが影になってしまう 愛した目の奥住んでいた世界を 覚えてて欲しいの これから見る世界の全てで あたしの影を見て 愛した手の冷えた指先を 思い出すしかないから これから降る雪の全てで あなたが溢れだす 帰らずの青さと 通ってた血の色 あなたの全てを思い出してしまう