ヒビ割れたこの空と ありふれたこの風が 今も僕らの時を包む その手を伸ばせと 色褪せていく街にいつしか 疑いさえ抱かぬままで ひとり歩くことに 怯えた自分を今 鏡に映す そう 一筋の光がまた 確かな瞳を見せた ヒビ割れたこの空と ありふれたこの風が 今も僕らの時を包む あの時描いた空 感じていた風はまだ この胸を焦がしているから その手を伸ばせと ため息だけ重ねてみても 夢の欠片さえ見えなくて あぁ 渇いた言葉だけが 耳元かすめていくけど 君と共に見上げた 今よりも近い空 いつからか遠ざかる景色 握り締めたその手は 悔しさを滲ませた 信じてくれた君が叫ぶ その手で掴めと ヒビ割れたこの空と ありふれたこの風が 今も僕らの時を包む 握り締めたその手は 悔しさを滲ませた 信じてくれた君が叫ぶ その手で掴めと