「五月雨」 あぁ茜さす 空が舞う 街の匂いが濡れた午後 口癖にできない恋だけ残してく あぁ茜さす 空が舞う 君の匂いが触れた音 唇についてる嘘さえ乗せていく 「気づかないで?」 摩った指輪のあとも あぁ揺らぐ影にしがみついた 君の手 汚して 五月雨 「あぁ泣かないで?」 「 泣かないで。」って云った泣き 顔を 憶えてる 重ねた弱さに差した傘 雨の中じゃ ずぶ濡れの君の言葉に哭いてた あぁ茜さす 空が舞う 雨の匂いが結わう髪 首筋についてるKissさえ溶けていく 傷跡 君の手 さぁ乱れ 「あぁ泣かないで?」 「 泣かないで。」って散った 恋文を 戯けてる あたしのズルさに差した傘 雨の中じゃ ずぶ濡れの君の言葉に 流れてくだけの憂鬱を 剥がれてく化粧落とす 五月雨 「ねぇ言わないで?」 「言わないで。」って 云ったわがままを ほつれてる 失くしてくだけなのね 「あぁ泣かないで?」 「 泣かないで。」って云った泣き 顔を 憶えてる 重ねた弱さに差した傘 雨の中じゃ ずぶ濡れの君の言葉に哭いてた