例えば君が不機嫌だとね 鮮やかに咲いてた花も 色を失くすの 君がね嬉しそうに笑えば 流行りのラブソングも 受け入れてしまえた 突然の一人に頷けやしないまま 街の風は暖かく変わっていた 春風よ僕を乗せて 君へと導いてくれ 季節を越えていくのが こんなにも苦しいなんて 今も腕の温もりが 消えないまま残ってるの 会いたい 会いたい 一つの傘で君が濡れぬように 傾けてあげるよ 僕自身のためにね 映画で僕が泣くと 決まって顔を覗きこんでくる 君のへんな癖 どこにいようとも 何をしていたとしても 子供のように笑う顔が 浮かんでくる 春風よ僕を乗せて 君の元に連れてって もう一度抱き合えたなら 泣く僕を笑ってほしい 今も君の呼ぶ声が 身体中に響いたまま 苦しくて 苦しくて 一人でも歩けるように せめてサヨナラを言って 笑顔なんて見せないで また恋をしてしまうから 今も君の面影を 春の中に探してしまう 会いたい 会いたい