煙に巻かれて東奔か西走か 分からぬ見事な這い回り 足速に 人の期待は傘を差し抹消 そうやって逃げてきたのに 輝いた君の「すごい」が 隙間に流れて来たんだ 満ちたヒビ割れは自覚して その気にさせられたtiny 屋根うらでひっそりしたいのに 風が吹き込んで 果たせないような指切りを 何故したんだろう 寂しさに膝ついて 傅いたわけじゃない ならば何なんだ 煮え切らない覚悟 ファイティングポーズ 取れずにふらつく まだ食らってもないのに 日差しに焼かれて 本能か煩悩か 騙されて気づく 「翻弄か、こりゃ本望だ!」 知らぬものには名前つけ抹消 ずっと遠ざけてきたのに 見え隠れ君の真髄が (ねぇねぇねぇ) 何かを呼び覚ますんだ (ねぇねぇねぇ) 礎のヒビはシカトして その気にさせられたtiny 屋根うらでひっそりしたいのに 雨が吹き込んで 果たせないような指切りを 何故したんだろう 無力さに気が 付いていなかったわけじゃない ならばどうしたんだ 煮え切らない覚悟 ファイティングポーズ 取れずにふらつく これ以上ないアイロニー 見栄っぱりな僕に乗っかって 「あれが見たい」「これがしたい」 「生きていたい」 全部及びそうにない 果たせないような指切りを 何故したんだろう 寂しさに膝ついて 嘯いたわけじゃない だらしないよな 決め切れない覚悟 ファイティングポーズ 取れずにふらつく まだ立ってもいないのに 懲りずに抗う 誰も見ていないのに