夢の続きを 書けずにいる 放課後沈黙の 三者面談 視界いっぱいの机が なんだか 冷たく見えた 紙の匂い チャイムの音 蝉の声 揺れる緑の先には 青があった 校舎の影が示していた 光と闇の境界線 ただ君の隣で 笑う時間が好きだった 僕らを このままで居させてほしくて 僕も鳥になって 空を舞って 自由に暮らせたら まだ観ぬ世界 入り口に立って 旅を始めよう 6月のカレンダー 捲る音が 響くこの世界に 少年時代 夢の続きに 期待した夏の 風が吹く 校庭の空を 見ていて 想った あの飛行機雲は 何処まで 続くのだろう 正解なんて 誰が決めたんだ? 僕には信じる道がある 形あるものは いつだって 同じような顔で 社会を歩く 人混みの中に 紛れ込んでしまう 僕も鳥になって 空を舞って 自由に暮らせたら まだ観ぬ世界 入り口に立って 旅を始めよう 背負うものだけが 増える中で 僕らはもう一度 あの頃はまだ 青かったねと 思える夏が 来ますように 来ますように