躊躇った愛でなんて 抱き締めないで 言葉は弱くて 怖気て 離れそうになった まだやり直せるなんて まるで他人の恋みたいだな 冷たいキスの後に吹く風は 眩しい程君を映す 未来を照らして 高架下の タクシー乗り場までの道 詰まるような空気の中 君は普段通りだった 裏表逆転した脈拍が 嫌なリズムを刻んで 心で鳴ってた サヨナラ 躊躇った愛でなんて 抱き締めないで 言葉は弱くて 怖気て 離れそうになった まだやり直せるなんて 他人の恋みたいだな 君にしては最低なキスで 悲しいだけなんだ コーヒーショップの中 ガラス越しの静寂 思い思い手にした 束の間の優雅な時 外から眺める 僕はいったい何を見てる? こんなに遠くなった君と 何を秤に掛けてる? まだ生温かい思い出 有耶無耶なままの現状 置き土産みたいな この胸の奥の痛み 躊躇った愛でなんて 抱き締めないで 言葉は弱くて 怖気て 離れそうになった まだやり直せるなんて 他人の恋みたいだな 君にしては最低なキスで 悲しいだけなんだ 僕のものみたいだった 君の口癖 今となっては ただの散文詩 君だけを乗せたTAXI その行き先は もう 僕には関係ない 強がった愛で もう終わらせよう 僕の現実に 未来に 君はいなかった 躊躇った愛でなんて 抱き締めないで 言葉は弱くて 怖気て 離れそうになった まだやり直せるなんて 他人の恋みたいだな 君にしては最低なキスで まるでナイフみたいだった