ぬるい しずく つたう ここち ぬれた かぜと ひえた さこつ あらい やみに まつげ かさね うその ねむり まひの かおり ひかりもおともとおのいて やわらかなくうはくひとつ なにもなくただとうめいな くらやみにからだとかして やせた さけび かれた いたみ ゆれる まわる とじる おちる ふかい やみに まつげ とけて うその ねむり あたたかく死んでいくように ひかりもおともとおのいて やわらかなくうはくひとつ なにもなくただとうめいな くらやみにからだとかして あたたかく優しく蝕まれて 寝かしつけるように命に触れる 溶けそうな瞼溶かさないように だけど遠ざかる 僕が遠ざかる 見上げた木々の隙間 怖かった空が見てた ひかりもおともとおのいてやわらか なくうはくひとつなにもなくただと うめいなくらやみにからだとかして