明け染める光 街ゆく靴音 ひとりはぐれていく雲も 雨告げ虫の音 昨日の苛立ち 何も問わずあるあの木々たちも 響かせて この世界 どこまでも 続いていく けむる花曇り 灼け土に陽炎 近く遠く祭り囃子 別れ惜しむ葉も みそぎ澄む水も 明日へとつなぐための祈り ふるわせて たましいを 孤独の雨 うたれる日も 今だけに許された 生きる意味 いつか終わる自覚などないまま時を 流す 見えすぎると痛いから 感度 殺して生きて過ごすの 感情の波間には音楽の箱舟を 響かせて この世界 声あげて まぶしい日も ふるわせて その鼓動 ありったけ その姿 響かせて どこまでも 響かせて