朝露に濡れる土の匂い 小さな芽が 握りこぶしみたいで じっと空を睨んでた 負けないように 風に揺れてた サムライは知ってるんだろう 踏まれても 雨に打たれても 根を張る強さを 真っ直ぐ伸びるその姿を 折れそうな時もあるけど 泣きそうな夜もあるけれど あの日 あなたがくれた「ねぎらい」が 今日も、よく頑張ったな その言葉が染み込んで 根っこまで届いたから 芽が吹くたびに分かっていく 痛みも優しさもこの手のひらに そっと刻まれていくんだ 私を強くしていくために サムライみたいに咲けなくて もどかしさにつまずいてばかりだ それでも土の下で 見えない根っこが伸びてることを 折れそうな時もあるけど 泣きそうな夜もあるけれど あの日 あなたがくれた「ねぎらい」が 今日も、よく頑張ったな その言葉が染み込んで 根っこまで届いたから 雨上がりの土に染み込んで もう一度風を受けながら わたしはそっと顔を上げた 折れそうな時もあるけど 泣きそうな夜もあるけれど あの日 あなたがくれた「ねぎらい」が 今日も、よく頑張ったな その言葉が染み込んで 根っこまで届いたから