深夜0時前の 這い蹲るベッドの上 管を伝わるモルヒネが 浅いその胸の音とリンクして ハイポプレッシャーで 朦朧とする時の中 君を置いて行く僕を 赦してくれなんて言わない やがて夜は更けて "その時"の訪れを告げる 泣いても 笑っても 君は腕の中で冷たくなる Ms. Today 「行かないで」 振り絞るように 呼び止める声を背に そう 僕らに許されたのは 短い幾万秒 何も出来ずに君を看取る 深夜0時過ぎの 産声響くベッドの上 たった今絶えた名を付け 今度は愛せますように、と やがて夜は明けて 刻む秒針に急かされる それなのに 何故だろう 今も君に縋りついてしまう ex. Today 「やり直そう」 語り掛けても 遺影は微笑むだけ そう 僕らに残されたのは 長い長い幾千秒 ここから何が出来る? 僕は変われないまま 君だけが入れ替わっていく そう 24時までの寿命[いのち]なんだ 大切に抱いて 最期は笑って君を看取れ (そして夜が更けて) 聞こえる警報[アラーム] ("次の"君が来て)