ある日彼女は突然泣き出した 寝ている私のすぐその後ろに 私の魂が立っていたのよ 甘く長い髪をときながら もはや色さえも失せた瞳で きっと明日 死神が迎えに来るわ そして悪魔が牙を剥き出し 襲いかかった 僕は切なく胸いっぱいになり 涙あふれる君を慰める 僕らを弄ぶのは運命だけなのに ビンの中の毒のように君は綺麗さ でもおびえたまま僕の背中で きっと私は死んでしまうと 泣きじゃくる そして悪魔が白いナイフで 襲いかかった 夜のとばりさえ降りるのを待たず 大空に君は羽根をひろげた ついに彼女はひとりあの天国へ 窓ガラスをこぶしで突き破る 飛び散ったガラスのその破片 彼女は何とも不思議なその感じ そして悪魔が牙を剥き出し 襲いかかった