AWA

カロン

Track byTekeTeke

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  • 2020.09.19
  • 2:27
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歌詞

秋雨前線上陸のまち。 美しいビンが浜を汚し、 遠くで雷が鳴った気がした。 窓を眺めてた。 窓を叩き終えた雨垂れだ。 私は誰だ、 記憶をたぐり寄せに街に出た。 雨は少女の頬の 生まれたての細胞をかすめる。 敷き詰められた雫は蹴散らされ、 ヘッドライトにきらめいていた。 まどろみの様に とりとめのない意識のまま思う。 この光るシミだらけの美しい世界を 「私」は嫌っていたのだろうか。 少し考えたあと、 私は何千回目かの海へ向かった。 波は私の足首を抱き、 かぜは季節の息を止めた。 呆けた真夏を切り取り 山手の墓には向日葵 切り抜きそれらを押し花にして 忘れないように。 白波、涙も、月も、 まあるく浮かんでとまる。 時間も止まればその隙間、 僕らは微笑みあう――― きみは うつむいたまま なみをみていた。 ヒヤシンスの花が咲く 惑星は さかさまに 雨を降らせた。 海面から昇るカロン あめに うかぶ おつきさま やさしく ほほえんで (思い出を 押し花にして、 未来を うたに込めて、 果たせなかった やくそくを 添えて。 ひとつ 摘んでは 海のため ふたつ 摘んで は 友のため 向日葵を。)

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