更地の上にパイプ椅子 幟はためく分譲地 白目の黄色い客が来た 垢じみた喉元 震わせて あわれな爺さん 亡者は荒れる ジャメヴ デジャヴ 誰だ、お前何してる ジャメヴ デジャヴ オレの土地だぞ、ここいら ジャメヴ デジャヴ 火の海 焼け野原 ジャメヴ デジャヴ もっともっと さかのぼれば海 金も御国も神様も 他人の夢のツギハギだ 孫娘ほどの看護婦は おぼこのような 世慣れたような 空を仰ぎ 聖者は歌う ジャメヴ デジャヴ 誰だ、君はだれだろう ジャメヴ デジャヴ 見覚えのある微笑 ジャメヴ デジャヴ いつかのどこかの ジャメヴ デジャヴ 誰かの夢の中で逢ったかい