笑いかける君のことを 素直に笑い返せない僕は 滲む街灯と 知らない場所で落ち着かないまま 君がくれた手袋は 少し大きくて落としそうで 不安と喜びの狭間にいて でも大切にしよう、と さりげなく歩道を譲ることも 階段は下を歩くことも 伝わらなくてもいいと思うよ ただのエゴでしかないとしても 何か伝えたいけど うまく言葉には出来ないな ほらまた君は笑ってるから 言えずにいるままだ 貰った物が目に入る度 に言えなかったことも思い出す その度君に会いたくなって よぎるのは迷惑かもなんて さよならの日が来たら その時も君は笑うかな 一番見たくない笑顔だな 苦しいな 一生大事にするよなんて 心にもないわけじゃないけれど それには自信が足りないから ありのままの僕を 君はまた笑って 許して欲しいと思う