長いあくび深くひとつ 鳴らし船は出る 僕が生まれたあの街に 続く海渡るため 夢を追いかけただひとり 街をあとにして どれほど経ったのかさえ もう分からなくなってた 潰れそうな船着場も さびた自販機も あの頃と何も変わらず 迎えてくれるかな いつまで経っても忘れずに 胸の中にあるもの 思いつくままのメロディに乗せて 歌にしよう 僕は歌うよ ♪ いつも隣にいたあの子のクセは 変わらないけど 母になった彼女の目は やけに大人びてた 過去を追いかけただひとり 淡い季節 風の中 懐かしき何かを探し そっとそっと歩く 遍路道につながってた 長い通学路は 今でもまだ子供たちの 声が聞こえるかな いつの日か忘れられてゆく 小さな頃に聞いた 少しさびしげなメロディを 僕は歌っていた ラ~ララ~ラ~ラ ラ~ララララララ~ラ ラ~ラ~ラ ラ~ラ~ララ~ ラ~ラララララ ラ~ラ~ラ~ラ~ラ~ ここで生まれ育ち残した 僕の足跡は 「何も始まっちゃいないよ」 そっと教えてくれた 気付かぬうちに開いてる たんぽぽのように 僕の花も水を注げば 咲く日が来るかな 今も昔も空の色は 青く重なってくのに 僕の心は色あせてく だから歌にしよう いつまで経っても忘れずに 胸の中にあるもの 思いつくままのメロディに乗せて 歌にしよう 花咲く日まで僕はうたうよ