私一人のサンクチュアリに また 入り込もうとするアイツがいる 一人で描く純文学の中 登場人物は君だけだ 相談室に咲いて「白い花」 翼の折れた私の聖域 貴方に言えぬ悩みを抱えて 壁の向こうに高嶺の花が咲く 相談室は秘密の花園 夢見る意識 静寂のエデン 砂の箱庭言葉の羅列を 写し鏡の 高嶺の花が咲く 気づけば文字は歌になっていた 見えないその目で紡いだ音 色 悲しい話にはしないで まだ 確かクチナシの花言葉だ 相談室に飛んでアゲハチョウ 蜜を求めて春が来ない部屋 傷から漏れた赤い水がわく 泉のほとり 綺麗な花園 相談室は狂った楽園 眠るベッドは誰にも譲らん 絵を描いてる理想の自分を 姿かたちは綺麗なグロい花 クラスのみんな知らないこの場所 たどりつけない見えない密室 傷を舐めたらあなたは結ばれる 私と君の秘密の蜜月 相談室の花は綺麗だな 机の上に咲いたキモい花 ここで果てようどこかで見た夢 私が描く小説の終わり