泥になるあたしを救い上げて 雨の上がった湿度の中で泳いだ 柔らかい涙アスファルトが飲んだ 夢で見た未来の想像図は すべてが嘘つきで いまこんなに幸せなのに ほんとに死にたかったこと一度もな かった 悲しかっただけ 時間まわる この宇宙のレシピ通り 結局いなくなっちゃう なにもかも あとに残るのはいつだってあなた 細い紐のネックレスいつもつけてて この世に未練残さないように その時が来たら非常階段で 月を見ながら天にのぼる 冬の海みたいに凍えた指先に 太陽が昇っては落ちていく 百合の花は咲き乱れて 約束は果たされてたんだね