Track byシノのメ
仮の青に溺れた夏 行燈のように照らす君は綺麗で 澄んだ空に掛かる雲が 月明かりで夜に消えた 甚だくらい雨避けれど これでさよなら きみを 止めずに射止めずに 潰えてく青色の春 迸る朱の部屋で祈っている 身罷るだけの際 溢れる厭世の涙 解ける体温も届かない愛の幕切れ 濡れずに萎れずに 潰えるはずの花さえ 痛みとかなしみだけ残していく 記録に縋ってしまった 化物の哀れな末路 四角の虚にただ祈っている 僕の淡い望みすら無碍に堕ちてく 僕の君の僕のレプリカに さよなら