色めきだって揺られ両国 今夜こそ本番 勝負なんです きみがいるなら 意味がある一生 東京華やげ! 夜の帷に花火が上がる 我らを囃すように 右に左に避けて人ごみをゆく 夏の始まり哉 ラブソングがきゅんと 胸のなか染み込んで それが恋と知った ベタすぎて恥ずくなる 照れ臭くて 目を逸らして飲んだサイダーの わざとらしい甘さが笑えた 大人みたいで子どもみたいな きみが気になります 色めきだって夏の東京 ふたりの貌 真っ赤に照らした 気づいてる感情 口にせぬ約束 数回「嫌い」と言って測ったんだ わたしたちの心の距離 遠くなるのは近づく予感だ 追いかけてみて 計算なんかもう 役に立たなくなって 好き放題ふりまわされてる 追いかけて追いかけられて わたしたちは二匹の金魚 きみは大きいの わたし小さいの 来世生まれ変わっていつの日か 思い出すような夏になって きみがいるなら 意味がある一生 東京華やげ! 夜の帷に花火が上がる 我らを囃すように 右に左に避けて人ごみをゆく 夏の始まり哉 夜の帷に花火が上がる 我らを囃すように きみといられないのなら 死んだ方がマシ もう 一層殺してお願い 色めきだって夏の東京 ふたりの貌 真っ赤に照らした 気づいてる感情 口にせぬ約束だった 呼び捨てされて目を瞠った 逸りだす大きい鼓動の音 何かが起こってる 近づく合図は満開の火花で 夜の帷に花火が上がる 我らを囃すように 右に左に避けて人ごみをゆく 夏の始まり哉