雨音の消えた街角でぼんやりと 光線を辿る 乾いた手のひらに染みている エネルギー 空っぽな空の青 満ちている青色の空 生まれては消えてゆく気配に 見つけた記憶一瞬のそれは 自然の中にある 君と僕 左と右の声 消えてゆく 雫の落ちる色 見えてくる リズムと交差する 瞬間に 地平線と海を繋ぐように ゆらぐ糸と光混ざるように ガラス玉の美しさ泳いで 色の着いた吐息探す記憶 巡ってゆく夜のかけら 声を重ね合わせ 流れてゆく星のにおい 二人 もうここにはないモノ この坂の側面を昇ると 見えてくるきらめきの屈折 あの山にあの空に プリズムはあるという僕の錯覚