他愛もない話をしながら 飽きるほどキスをした 別に欲しいものなんてないけど 深夜のコンビニでも行こうか 街灯の少ない暗い道を 手を繋いで歩いた 月明かりが綺麗だねって 誰もいない商店街ではしゃいで だいすきなアイスクリームを買った 当たりが出るかなぁなんて ワクワクして そんな小さな幸せが愛しかった 1つ年上のあなたの 余裕のあるようでない 子供っぽいとこが好きだった 誕生日に好きなケーキを 2個買ってくるような 選べない優しいあなたが 好きだったよ 2人で寝るには狭かった シングルベッド 背中合わせ暗い部屋で眠る コンタクトを外した世界は滲んで 小さなライトがキラキラしてる あなたと向かい合う白っぽい壁は どんな風に思うんだろう いつの間にか当たり前になった おはようも、おやすみも、 「しなくちゃいけない」に変わった あっという間に音を立てて だんだん恋が死んでいくのが 見て取るように分かったよ 好きだったな 好きだった 朝が苦手なとこも 指輪のついた少し大きい左手も 好きだったな 好きだった ヤキモチ焼きなとこも 照れ隠しで伏せる表情も 大切だったから 大切にしてもらったから これ以上 これ以上 もう 嫌いになりたくはないの もう一緒にいるのやめよう? 思い出にした方がきっといいよ アイスクリームの幸せ 忘れちゃったでしょもう くだらないこと言っても 笑ってくれないでしょもう ばいばい