なんだか 昨日のことみたい なんだか 昨日のことみたい うしろあきの ワンピース ボタンをとめて くれたわね 思い出のかけら あつめて 糸にとおして いるのです あなたの愛した 黒髪が こんな長く のびたこと あなたいまは 知らないですね さよならなんて 嘘みたい ふりむくと そこに いるみたい 雨の日には 本読んで 年の数だけ キスしたわ 枯れた花 水も変えずに ヒザを抱えて いるのです 名前を呼ばれた 気になって 返事しては 気づきます あなたここに いないのですね 思い出のなかに 生きてます 息をひそめて ちいさくなる カーテンの陰 さがしたり ペアで買った スリッパも 棄てる 気には ならないのです なんだか 昨日のことみたい なんだか 昨日のことみたい なんだか 昨日のことみたい なんだか 昨日のことみたい