そしてこの空はどこまでも続く 子供たちの笑い声がする あなたは隣で遠くのいびつな ビルの描く線を見つめてる 途切れた雲から差し込む光も ふたりを避けるみたいにかわして 目を閉じてざわめきを隠す あなたの胸に右手を当てる その鼓動だけ感じてそばにいたい ああ世界が ふたりだけ置き去りにしても 繋がりかけた気持ちだけは そのままで ああ心を 満たすように繰り返す音が うねる響きに身を任せて あなたをそっと優しく包んでいたい だけどこの雨はきっと止まないと あなたは懐しい笑顔見せる 明かりを消したら街の灯が浮かぶ 低い空に落ちた星のように こんなにたくさんの光の渦が 絡みあって明日を夢見ている 手を握りしめておかないと 消えそうな願い届いてそばにいて ああ世界が どこまでも孤独な夜なら 繋がりかけた気持ちだけは そのままで ああ心を 確かめるように深く触れた あなたの肌は鼓動に揺れ 私をそっと優しく包んでくれる いつか夢の果てを見る時も 目覚めた朝に陽射しさえなくて 悲しみ降り注ぐ時も ふたつの陰が重なり合うように そばにいて ああ世界が どこまでも孤独な夜なら 繋がりかけた気持ちだけは そのままで ああ心が 溶け合うに息をひそめる 同じリズムで鼓動が鳴り ふたりをそっと優しく包んでくれる