あんなに欲した空は闇に霞んで… 行く宛も無いまま歩く足元に 過去が滲む 「虚構」「無価値」 どの面下げて来たんだ? 「羨望」「欲求」 全ては泡と消えた "そうさ、誰も聞いてやしない 独りよがり、笑い話 今も先も変わりはしない 幻想にまた手を染める" 閉じ込めた言葉はまだこの胸にある 腑に落ちる終焉を未だ追い求め 月が欠ける 救いを散らつかせ淀む 気まぐれな時を嫌う 猛毒が正義と為され 静けさを悪と呼ぶなら “本当はそう いつだってそう 誰かが憎くてたまらない 口に出せば爆ぜる憎悪を 己に向け抉り出す” あんなに欲した空は色を変えて 閉じ込めた言葉がただこの胸を刺す 瞬いた軌跡は未だ消えぬまま 月は満ちて やがて来る朧に光る先を照らす