歩き続けて ふと思い出す日々に 花束と名前を ありがとう 手を繋ぐ帰り道 並んで喋む 星を仰ぐ ぼんやり浮かぶ 月咲うように 巡った季節は沈んでいく。 嗚呼 幾つもの孤独や痛みを 抱えて生きている ひとりの僕等は あと幾つ夜を乗り越えて 今 優しい答えを探して ほこりまみれた手紙に描いた嘘や 擦り切れた言葉も拐っていく 閉まるドア 僕は手を振っていた 懐かしいな 泣いちゃうよなぁ 静かに揺れる雲も見守って 巡った季節は眠りにつく。 嗚呼 幾つもの悲しみを越えて 傷んだ この地球に何を残すだろう 錆び付いた針の示した先に またねと ふたりは笑った 交わした永遠も溶けてしまうよ、 お願い 消えないで 今もずっと ずっと。 嗚呼 幾つもの孤独や痛みを 抱えて生きていた灰色の日々よ 涙堪えて君を照らす 振り返って、 僕等はこれからも 「巡り逢えるだろう。」