見惚るる背中淡いひととき 指でなぞれば早る血潮 肢体を覆う頼れる腕に 酔いしれて身を任せる 愛の音がカラカラと 渇く心を呼び起こす 悟られぬように 息潜め目をとじても… ふくらむつぼみがほころぶ あふれそう熱い接吻 ほとばしる雨非を隠し もうとめどなく我忘れる… <♪> 琥珀の月もとうに沈んで ふと“あの一夜”熱に浸り 明らむ世ごと抑えつけても やがて日は身を捉える 欲望がザワザワと 深さを増して根を這わす 浮き立つ溝をただ独り慰めたい… “花散れば”すこやかでいい? 胸とりまく骨ぐみたちも… 先立つ想いにかられて 叫ぶ身体は乞いさまよう… <♪> 踏みこめぬ我の灯の元 狂おしい…異色の世界 魅かれる刹なに応えて “もう一度だけ”呼び漂う…