Track byネオン藝術
使い慣れた 鈍行で 何をしてる 訳でもなく ただ景色を 眺めてる ふと思った そういえば お気に入りの 場所だった 父の車 後部座席 眺めていた 汽車が停まる 生まれ育った 街を歩く 通い慣れた あの店も ああ 変わってしまった 君の声も それでも 変わらないもの 太陽が沈む頃 車に乗って 走り出そう 国道沿いから顔を出す 橙色に染まっていく 35フィルムでも 映せないほどに美しく 夏の終わりのなんでもない日を 映す海