かねてより われらを苦しめた 憎い顔した 敵軍ども 日頃鍛えた この腕で 重い小銃 抱え込み ガーンと 突撃しています 〇〇隊にて 六郎より ラジオや 新聞に もしや六郎の 部隊の名が 書いてないかと どこにどうして いるのやら いつも〇〇〇部隊 〇〇方面 〇〇隊 〇〇〇ばかりなり 〇〇〇ではわからない 姉さんも 弱い体のお父さんと いつもあなたの お話ばかり ご親切な隣組の 皆様方の 厚い情けに 守られて なにひとつ 不自由なこともなく 暮らしています これもひとえに弟の おかげと思い 姉さんは 遠い戦地を偲ぶごと 厚い感謝に 泣けている