今宵は舞踏会 ドレスを選ぶ声 ヒールを選ぶ音 私はドレスアップをお手伝い 王子様に見初められる様に コルセットを締め上げた姫達を 私は歌を歌って見送る 事しかできない? さあ魔法をかけて きっとダイヤモンドの様に オーロラで作った銀色のドレス 流星のアイラインは控えめに 淑女の様に見えるでしょ? もちろんガラスの靴は忘れずに きっと忘れられない夜にしてあげる 私の歩き方、目線、唇、 指先を見逃さないで あなたの胸の高鳴りなんて 知らないふりして 差し伸ばされた手を取るの きっと忘れられないダンスを踊るの どんな美しいひとを 見てきたとしても 鐘が鳴るその時まで 私を見つめて またわざとらしく逸らしてみるの あなたを魔法にかけるのは 魔法にかけられた私 鐘が鳴ったら手を振りほどいて走り 出す 振り向かない方が 追いかけたくなるでしょ? 魔法が解けたなら私はまた暖炉を 拭く あなたが迎えに来るまで 私がこんなに生意気なんて 知られちゃいけない 物語が崩れちゃうから 何も知らないふりをして あなたを待っているのよ ガラスの靴を落としたのは、 「わざとよ」 ・・! BINGO