上部だけかいつまんで この街を知ったつもりで キラキラと光るビル に夢中で靴を汚した 這いつくばった仲間たち色んな 事情を抱えながら 排気ガスの匂いすら 気づけないほどに染まってた 何も持たないことが怖い 不安の数より多く 笑い声がこぼれるように ビルの光の粒よりも 心の光が増えますよに 言えない声が今より たくさん届きますように 街のざわめきすら越えて 優しく響きますように 立ち止まることもなく 走り続けてきたけれど 追い越され背中ばかり 見つめて進んできた 何もできないわけではない 欲望の渦より深く 揺るがない 心を持てるように 街のざわめきで迷っても 心の光に戻れるように 心の声が今より たくさん聞こえますように 街のざわめきすら越えて 優しく響きますように
