起こさないで起こさないで この夜が明けるまで 都合のいい夢って気づいてても あたたかい海辺 剥がさないで剥がさないで ⾒たくないを塞ぐような カットバンから滲む朝が 冷たくって凍えちゃう ぽたぽたと落ちる感傷で ゆらゆらと沈む病床で ⾒あげた空が眩しくて それは 触りたい世界 機械仕掛けの⼿ 掴んだ気になってみたって 夢オチじゃない? 僕らは裏と表じゃないの 傷⼝と絆創膏 救いのない未来壊せない 都合のいい夢で構わない この思いよ溢れないで 君みたいに笑えなくて どうしようもないことばっかなの 生ぬるい窓辺 何もなく過ぎてく今⽇に 君が意味をくれたようで それじゃ僕の価値は何? ⾒たくないのに ⽉明かりも届かない 暗い世界の底で あの⽇からそれはずっと きらめいてる 触れたんだ 夢でいいの 君の⼿を引いて 君に⼿を引かれて 裏と表じゃないの 傷⼝と絆創膏 僕にとっての僕にだけの ほんとの救いを掴んだから 形⽽上のI 剥がせない 都合のいい夢で笑っていてね