エンドロールから 始まる 打ち上げ花火を 見ていた 手を繋がずに 一息ついて ここがどこだかたしかめる やっぱり わからないままだけれど 明るい部屋 怖いことばかりで だけどみんなが 何故だか 生きてるみたい 不思議だね ただの話 流れる ことを止めたくて 声に出して形にしてみる ただの景色 忘れる ことが悲しくて 耳や目すましてみるけど よく似て見える 見たことある気がする だけど勘違いかもな だってあのひとが笑ってる 冬の雨の匂いがした ゲレンデの駐車場の匂いだ 春の風 すごい 飛ばされそうだ 花びらを壁に 貼り付けまわる