僕にはありあまる ロマンスがありあまる 少し贅沢をし過ぎたみたいだ 空いたワインのボトルを見た 荒み切った僕の心みたい 曖昧なフレーズが浮かんだから ちょっと無理してお洒落に文字に起こす ああ背伸びし過ぎたかな ああまた嫌われたかな とか考えたりしながら星を仰ぐ 僕にはありあまる ロマンスがありあまる 少し贅沢をし過ぎたみたいだ 僕にはありあまる ロマンスがありあまるけど 死に物狂いで生き急いでんだ 「何とかならないことなんて、何もないから」 っていつか歌った 甲斐甲斐しく語りかけてくる声に涙流した人がいる もういっそ枯れちまえばいい そう思って叫んだ嘘も あなたには届かないから美しいんだ 僕にはありあまる ロマンスがありあまる 少し贅沢をし過ぎたみたいだ 僕にはありあまる ロマンスがありあまるけど 死に物狂いで生き急いでんだ 悲しくって泣けるなんてものより 棘を取った優しさなんてものより ずっとずっと美しいんだ 信じてくれよ 名前も知らぬ誰かが僕の音をさらった 僕にはありあまる ロマンスがありあまる 少し贅沢をし過ぎたみたいだ 僕にはありあまる ロマンスがありあまるから 途方に暮れてんだ 僕にはありあまる ロマンスがありあまるけど いつも贅沢に怯えていたんだ 僕にはありあまる ロマンスがありあまるから 死に物狂いで生き急いでんだ