深夜二時の夜が続く時間 何かが終わりを告げる時間 なるべくならその心はその場所に なるべくならその思いは胸のうちに 深夜四時の夜と朝の間。 何かが終わり始まる時間。 なるべくなら 奥歯のきしむ その音も なるべくなら その記憶も胸のうちに 運良く出会ったとしてやはり その想いは胸のうちに。 かきむしるスペースもなくなった。 その想いは胸のうちに。 朝六時夜があける時間 何かが始まる時間 その思いは探そうとしても 探せずに その思いは見つけようとしても 見つからずに 運良く出会ったとしてやはり その想いは胸のうちに。 かきむしるスペースもなくなった。 その想いは胸のうちに。 「本当の自分はどの自分?」 そう聞かれ 「そこから見えるそれ全部」 と、答える。 いわく答えとして。 朝八時目の前の時間 時としてそう輝いて見える時間 僕は想定外の今以降を生きるのみ。