Track by久保田 早紀
車の流れだけ 目で追いながら 無意識に 煙草をくわえるあなた そばで火をつけ 差し出す私 見なれてる横顔 淋しさだけを 埋め合うための ふたりでは ないけれど "愛してる"なんて言葉 どこかに 捨てたきた 地下鉄入り口で さよなら聞いた この日が来ることを受け取めてた 月日の流れ 振り切るために 駆け抜けた人波 すべり込むたび 見送る電車 行き場所を なくしてる そうしてまた 街の片すみ 悲しみ くりかえす