ベランダ

歌詞

憧れに憧れた僕の方が 今の僕なんかよりよかったな 期待には失望が 賞賛には批判が 簡単じゃないな 生きていくのって 暑さもない寒さもない秋道は いつの間にか 過ぎ去ってしまうよな 絶妙な信頼は 不自然なほど自然だ 単純じゃないな 生きていくのって ただ唄いたかった あの日の僕へ 夢見たかった あの日の冒険 ただ抱きしめたかった いつかの君へ ベランダにある飲みかけの 気の抜けたビールみたいに 忘れられたらいいな うまく泣けたらいいな “紡ぐ音が今すぐ 踊ってしまえばいいのに” 明日はちょっといい日で ありますように 明日はちょっといい日で ありますように 青すぎる約束は小指のキス 曖昧な方がまだ 楽だよなぁ 幸福な一報が 飽和した三十代 乾杯したんだ グラスを見つめながら ただ唄いたかった 昨日の僕へ 夢見たかった 明日への挑戦 ただ追いつきたかった いつかの君へ カレンダーはまだ気付いてない 理想のまんま 書いたって そんな上手くいかんな でもね 生きてりゃいっか “僕の音で街中 眠ってしまったみたいだ” 明日はそんなジョークが 言えますように 3年後の自分なんて いや3日後のことでさえも わかるはずもないのに しょげた顔すんなって 笑って今を抱きしめて そんなもんでいい ベランダにある飲みかけの 気の抜けたビールみたいに 忘れられたらいいな うまく泣けたらいいな 紡ぐ音が 今すぐ 踊ってしまえばいいのに 明日はちょっといい日で ありますように ラベンダーの言の葉のように ただ綺麗なまんまの僕じゃ きっと魅力はないな でもね 君が好きだった 泡の音に委ねて 今夜伝えてしまおうか 待って ちょっと 酔いすぎちゃったみたいだ 明日はちょっといい日で ありますように