39℃ 東京シティの隅っこで 狂ったように揺さぶり合ってる。 今年もまた同じような一日を 繰り返し振り返り過ごしてるよ。 嬉しそうに話してた君の近況は あの子と上手くいってる とかなんとかで。 失墜の夏 、どうしても抗えない この衝動と蒸し暑い昼さがり。 それでも君は獣のような声で 壁の薄い汚れた部屋で泣くんだね。 汗ばむ二人だけの世界で 残された時間を楽しもう。 夏、二人過ごした時間を 数えている間に終わった 八月のカレンダーを めくるのが怖くなった。 部屋を出る瞬間に たまらず抱き締めた。 面倒くさそうな顔して 君も抱き締め返した。 最後になる気がして すぐに離れて見送った。 これまでの日々思い出すたび狂う。 失墜の夏_私_蔑む_自分自身_230831 あの子のように もっとずっと綺麗だったら この気持ち、 今すぐ伝えられるのに。 夏、二人過ごした時間を 数えている間に終わった 八月のカレンダーを めくるのが怖くなった。 部屋を出る瞬間に たまらず抱き締めた。 面倒くさそうな顔して 君も抱き締め返した。 茹だるような暑さのせいで、 壊れたエアコンのせいで、 溶けそうになる。君のせいだ。 見送る背中に手を振った。