1つ傘の下 ふいに僕の右肩が濡れていたから 君への気持ちに気付いたんだよ もう意地を張るのはやめにしよう 肌先に 触れただけですべてをわかった 気でいたんだ 中身だとかそんなことは後で 知ればいいと思っていた 切り絵のように千切れないように 少しずつ距離を縮めた 生まれた時も場所も違うのに君と 死にたい これが最後の恋と思わせてくれた 君に伝えたい 土砂降りで前が見えなくても 僕の手だけ離さないで 歳を重ねるたびに 変わっていくものもきっとあるで しょう それを愛と呼べる日が来たら さよならすら怖くはないから 理不尽なこともきっと 生きていればそれなりにあるけど それを凌げる傘があればもう歩き 続けられるでしょう そんな存在にもしも 僕がなれていたとしたらいいな 僕にとってそれは君だと 伝えにいかなくちゃ 僕らが過ごす日々を一つ一つ 形にしていこうか 市場に並ぶ果物のように不揃いでも 構わないから もしも道に迷っても僕の声で 居場所がわかるように 君の名前を呼び続けるよ 約束しよう これからもずっと 魔法が解けてしまっても すれ違いが多くなってしまっても 寝起きの悪い君だとしても すぐに意地を張る僕でも これが最後の恋と思わせてくれた 君に伝えたい 土砂降りで前が見えなくても 僕の手だけ離さないで 歳を重ねるたびに褪せていくものも 沢山あるでしょう すべて愛と呼べる僕らなら さよならすら受け入れてみせるよ