エピローグ ひとつ またひとつ 手が挙がる度に何を思う 加えて聞こえるは いざ行かんとする蹄の音 たった一瞬 たった一言 担がされたドラマでは無く 時と場所に触れる 新たな予感に息は上がる 全て引きずって 我らソングライティング 今も明日も続いて行くのだ 形は悪いが それを噛み締め口ずさむのさ どことなく嬉しそうに ああ なんて楽しそうに 手を振ってくれてたあの人を 覚えているかい そこいらの匂いや 温かなお帰り 忘れ得ぬ変わらない会話を 吹き出した大きな風を楽しんでいる んだマスター 丸ごと変わるぐらいの出来事を見て いる気分さ そこに居たのか 希望と言う名の古い約束よ 長らく会えてなかったけど 元気そうで良かった ひとつ またひとつ 手が挙がる度に何を思う 加えて聞こえるは いざ行かんとする蹄の音 たった一瞬 たった一言 担がされたドラマでは無く 時と場所に触れる 新たな予感に息は上がる 腹を空かせると 控えめな橙色でこ ちらを見つめるストーブのタンクは 肩をすぼませて 更に縮んだ身体で 無理に見送ってくれた目によく似て いたな 震えた手を見て 足を竦ませた事す らも恥じては居ないさ 帰りに微笑み浮かべ 窓の外を見てられるなら どことなく嬉しそうに ああ なんて楽しそうに 微かに悲しそうに 我らソングライティング 今も明日も 形は悪いが 噛み締め口ずさむ