遠吠

歌詞

酒もヤニもやり尽くす頃 懐かしい匂いが肩に付いた これは確かそうだ あの日破った脆い鎖の錆 口でも首でも薬指でも 好きなとこを縛れよ 笑いかけたのは支配欲しさ故 夜が濃ゆくて痛い、痛いの、 たまらないよ できるものなら手懐けておくれ 私という獣 ああ牙も爪も、満たされない飢えも 委ねたい 相応しい誰かに 人も物も何一つ到頭、 依存させてはくれなかった 私は自由だ 居場所や故郷がわからないくらい 轍を歩けど 主を持たずにどこへ行けというの 鳴らした喉はまだ残る弱さ 理性が唸る 痛いくらいのヘッドライト 守りたいなどと曰うのならば 見せておくれよ 傷つく覚悟を 確かめるように遠吠えを飛ばす 雪の寒さが痛いくらいで丁度いいの できるものなら飼い慣らしてくれ 私は獣 ああ誰か垂れた涎を辿って 君のどこが好きだったか 愛し合ってたはずだったが 人は変われない、変えられない って思って わんわん鳴いたのは覚えてる 私は来世もきっと女さ これは罰だ 殴って頂戴 嬲って頂戴 わかってくれなんて言えない