全てが色褪せてしまったそんな 世界で 静かに夜が私の姿を包む 記憶の中響く貴方の声が少しずつ 遠のいて行くのが淋しくて 何処へ向かっているの? それすら私にはわからないままで 貴方の言葉を手放せないまま ただ忘れ無い様に わかってるの、 奇跡なんてない事くらい それでも 貴方がここに居ればと 願ってしまう私を許して 怖いほどに真っ暗で何も見えない そんな日々でも 喰らった貴方の声を思い出して 私はまた息をする 今 握りしめた貴方の体温が懐かしくて 今ではその温もりも冷え 切ってしまったの 悲しくて、 嬉しくてそんな記憶がまた 私の中を静かに巡る 失なってしまった物を思い出しては 押しつぶされそうで この傷跡をなぞって その痛みを今日も喰らって (貴方の言葉を手放せないまま ただ忘れないように) 気づいてるの、 運命は変わらないとそれでも 終わらないでと縋り続けてしまう 私を許して この夜に飲み込まれ消えてしまった 貴方との明日を 喰らったあの言葉と共に私は 一人息を継いでいる わかってるの、 奇跡なんてない事くらいそれでも 貴方がここに居ればと願ってしまう 私を許して 怖いほどに真っ暗で何も見えない、 そんな日々でも 喰らった貴方の声を思い出して 私はまた息をする 今 悲しくて、 嬉しくてそんな記憶がまた 私の中を静かに巡る