大抵僕らは2人きりだから ずっと手探りで過ごしていた 何億光年散らかした夢も 描けないはずだったのに 正解かどうか意味不明なまま 辿る旋律重なっていた 何億通り結ぶ路線図も 寄り道せずにまた同じ駅 二つ並んだレールは 2度と交わらない 「─ばいばい。」 夜明けの午前四時 君が待つ線路沿いの部屋 最後の優しさで 何もかも置き去って これで終わりかなと そっと肩を寄せて泣いた時 寝静まる街並み 裂いて走る最終列車 正解かどうか分からない だから はいかいいえじゃ答えきれない 何億通り選ぶ行き先が 少しづつだけ違い始めた 登り下りすれ違う まるで2人のよう 「・・・ありがとう。」 夜明けのロスタイム 朝を待つ砂時計の中 飾らない思い出 渡すだけ惜しくなる これで終わりだねと 泣き笑い写す君と僕 青色の街並み 裂いて走る最終列車 季節がすぐに巡って 君のいない景色にぽつり僕がいて ここからまた1人きり 遠のく街は過ぎ去って いずれ次の駅に辿り着くだろう そうだとしても Ah… 「ずっと傍にいられると思ってた。 ずっと、 君の隣を走っていたかった。 もしもまた、 どこかで交わることができたなら その時は─」 夜明けの午前四時 君が待つ線路沿いの部屋 最後の優しさで 何もかも置き去って これで終わりかなと そっと肩を寄せて泣いた時 寝静まる街並み 裂いて走る最終列車