ゼロに還り生まれ変わる。 13階目からの絶景と、 僕の背を押す観衆の声。 精神は肉体と滅び、 轍は単なる過去へと姿を変えた イメージ、4Dは マインドの数だけ存在し 陳腐な「答」という 概念を否定する。 例えば"無"を想像した時、 そこにどんな絵を 思い浮かべるだろう。 光の海か、静寂の闇か、 時間さえ存在しない 底なしの無重力か。 非常用者の ドラッグイリュージョン、 音楽さえ立体的に 提えられるかもしれない。 深層心理に広がる宇宙、 不可能ではない無限の膨張 そして、未来が僕を処刑する。 邪念と径 喰らう愛と性 修羅と願う黒い屍 蜘蛛の糸 掴む 犍陀多 獄門首に咲ける愛情 魂は海となり、月から零れ、 地に落ちる。 やがて雨が血と骨を生み、 僕を受けるべき 新たな肉体へと導くという。 輪廻転生、 ただ繰り返される生と死の螺旋。 その滑に飲み込まれる度、 眠らなく性的興奮に近い悦びと共に 幼い頃に思い描いた夢幻、 理想の自分へと 近い付いていくことができる。 そして生まれたこの詩が、 また幾千もの運命を侵食し 善とも悪とも取らぬ 狂信的な世界へと誘うだろう。 最後に─ ギロチンの刃を落としたのは 僕ではなく、 真に永遠を願う君たちだった。 最上級のナルシスティック、 弱者に捧げるメメント・モリ。