消えちまいそうさ 無くしてしまいそうさ 涙落ちたのは 心から笑ったからさ 夢しかない街の スクラップの崖の上で 空にもたれて何気なくキスをしてた 俺の帽子を片手でとって 風に浮かべた君は 真っ直ぐな瞳で 笑って泣いていた 溶け出す雪のように 溢れ出す風のように 何も言えないよ 愛してるって 天国に逝っても言ってよ 煙草移して 気怠く腕を掛ける 君の髪の毛の向こうのビルを ぼんやり見てた 虹の真下で二人虹に気づかずに 抱き合って 溶け出す雪のように 溢れ出す風のように 生まれ変わっても 二度と出逢えないほど 一緒にいようぜ だから泣かないで 笑ってよ 溶け出す雪のように 溢れ出す風のように 遠くに行こうよ